>>2019/08/27(火)  おっさんずラブ劇場版ネタバレ感想

ネタバレだお

面白かったー!萌えたし泣いたし、きゅんきゅんしました。
おっさんずラブファンの求めるおっさんずラブの映画、って感じだった。
なんかさ、はるたんがね、牧のこと大好きなのが凄く良かった。牧は色々考え込んじゃって一人で抱えちゃうタイプで、はるたんからしたら何考えてるのかわからない部分もあると思うんだけど、それでも、はるたんはずーっと牧のこと考えて、牧のこと想ってて、無神経なとこもあるけど、端々から牧のこと大好きなんだなっていうのがわかるっていう。
や、正直ね、私、はるたんが牧のどこが好きなのかなって、ちょっと疑問に思うとこあったんですよ。
はるたんは圧倒的光属性で、周囲の人がほっとけないとこもあって、人情厚くて、とにかく優しくて、デリカシーのなさとか欠点もあるけど、それを補って余りあるほどの長所がわかりやすい。
でも牧って、素直じゃないし、色々抱え込んじゃうし、そりゃ顔と頭はいいし巨根だけど笑、はるたんってそういうとこで人を好きになったりはしないと思うんですよね。
でもさー、今回見てて、牧って素直じゃないとことかも含めて、弱いとこもたくさんあって、見た目通りのスパダリじゃないっていうかさ。逆にそこが好きなのかなと思った。
本当は優しくて弱くて、でも芯は強い部分もあって、はるたんにとっては面倒なとこもあるけど放っておけなくて、そんな牧が自分に凄く勇気を出して想いを伝えてくれて、はるたんを甘やかしてくれるとこが。
そう、はるたんを甘やかしてくれるのって、結構重要なんじゃないかと。
はるたんって、結構兄貴分気取りたい感じっていうか、年上の人には無意識に甘えてるだろうけど、年下の前では俺がしっかりしなきゃ、って思っちゃうタイプだと思うんですけど、年下の牧には凄く甘えるじゃないですか。
はるたんが素直に甘えられる存在って、意外といないのかなって。はるたんってちょっと調子乗りだったり格好つけたがるとこあるのに、ダメなとこ全部見せちゃう。そういうのを見せられるのが、牧じゃないとダメな理由なのかなって思います。
香港で牧のために指輪買ったりして、その指輪をずっと大事に持ってて、牧と気持ちが擦れ違っても、それでもはるたんは牧と一緒にいたいって、そう思ってくれてたのが凄く嬉しい。
たぶん牧がすぐ不安になるのがわかってて、言葉にはなかなかしなくても態度で牧に好きだって伝えようとしてるのが、凄く愛しいなと思いました。はるたんスキンシップ激しすぎでしょ、何回牧に抱きついてた?笑
子供とかすっげー好きだし、って言いながらも、ずっと将来のこと色々考えても、それでも牧と一緒にいたいってはるたんが言うシーン、ぼろっぼろに泣いて嗚咽を堪えるのが大変だった。
だってはるたんさ、ちゃんとそういうこと考えてんのかなって不安だったんですよ。たぶん牧も不安だった。今はいいけど、って牧はずっと思ってた。
だけどさ〜、ちゃんと考えてたんだよ。あの子供好きなはるたんがさ、自分の子供抱けなくても、それでも牧と一緒にいたいって、将来のハゲたりとかボケたりとか、そういうとこまでちゃんと考えて、それでも牧と一緒にいたいって、本当にちゃんと考えてたんだなって、なんかもう涙止まらんかったよね。
最後の名前を呼び合ってキスするシーン、本当に可愛かった。ヤバイあれ、あのシーンのためにこの映画見る価値あるんちゃうかなって思う。
だってそこまでキスシーン一回もないんですよ。満を持して、みたいな。ヤバイ。テンションガン上がりやった。

はるたんと牧以外の面々のエピソードも、最高でした。
私、武川さんと部長も大好きで、テレビ最終回の屋上で喋ってる二人が凄くいい感じだったので、武川さんと部長にくっついて貰いたい!って映画見る前に散々主張してたんですよね。
そしたら、あの二人ね。もう一緒に見てた子と思わず顔見合わせて親指立てたよね。
あとマロ。マロさ、蝶子さんがもう傷付きたくないって言ってるの聞いて、それできっとあの食事の場を設けたんだよね。でさ、その場で部長に対して宣言するの、超良かった。
しかも、あそこで、「幸せにします、たぶん」って言ったのがまた、良かった。
個人的に、蝶子さんもさ、現実わかってないんじゃないのって不安だったんだと思うんです。今はいいけど、って。
でも、あそこで「たぶん」って言ったのが、逆に信頼できた。
何も考えずに言ったんじゃなくて、色々考えて、それでも「たぶん」幸せにできるっていう結論を出したんだなって感じがして、でも「たぶん」じゃダメなんだって、「絶対」って宣言したマロ、超カッコよかった!
あと新キャラ二人も良かったな〜。ジャスはさ、あの子めっちゃいいこじゃん。辛い思いして、でもそれをしっかり背負って人の背中押してあげるの、凄く良かった。会長令嬢ともなんかいい感じにやっていけそう、根が明るいし、一度懐に入れたら大切にしそうだから。
狸穴さんも、あの無駄に妖しげな空気を出せるのは沢村さんだからですよね…笑
悪役に見えて実は滅茶苦茶いい人で、最後のうどん屋のシーンの注文の仕方めっちゃ良かった。親父さんとのやり取り最高だよね。あの悪人面でホテルの部屋に家族写真飾ってるとか胸キュン要素でしかないわ。

いや〜いつも思うけど、おっさんずラブの登場人物って、光属性しかいない。
辛い思いしてても、根が皆光。圧倒的光。だから全然嫌な気持ちにならないんですよね、皆根がいい人だから。
皆色々な事情があって、嫌なところも当然あって、それでも全員が光属性なので、皆幸せになれよって本気で思える。そんなおっさんずラブの登場人物がとても愛しいです。

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